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「風の少女エミリー」 第23話「はなれてゆく心」

アニメ「風の少女エミリー」レビュー。
原作とアニメの違いをあげていきます。


イルゼ、モントリオールの演劇学校へ
<アニメ>
・高校在学中に父に進学する許可をもらう
<原作>
・高校へ行く前に高校卒業→演劇学校と決まっていた

テディ、絵を出品
<アニメ>
・カナダで一番有名なコンクールに出品
<原作>
・シャーロットタウンの展覧会に2点出品
・買い手が現れ(1点につき50ドル)、そのお金で下宿料を賄(まかな)う

ペリーの就職先
<アニメ>
・シャーロットタウンの弁護士事務所に助手として雇われる
・ペリー「トムおばさんをよんで一緒に暮らすよ。
 これからはオレの給料で、おばさんに楽をさせてやるんだ」
<原作>
・シャーロットタウンのエーベル氏の事務所で法律を研究
・全国高校弁論大会でのペリーの演説がきっかけ
・ペリー、「(高校卒業後)トムおばさんと一緒に暮らす」という記述はない
・トムおばさんはペリーを高校へ行かせるだけのお金を持っていた
 (ペリー、エミリーとの結婚が条件で援助してもらえるはずだったが…。
 第11話「名誉あるコンテスト」参照)

エミリー・テディ、イルゼ・ペリーの仲
<アニメ>
・ペリー「お似合いだと思うぜ、おまえ(テディ)とエミリー。オレはふられちゃったけどな」
・ペリー「じゃテディ、しっかりな」
・エミリー「(ペリー・イルゼ、二人並んで歩いているのを見て)あの二人お似合いね」
<原作>
・ペリー、テディもエミリーが好きなことを知っていたが、エミリーについてペリー、テディが話し合っている場面はない
・ペリー、高校を卒業した後も長い間、何度もエミリーにプロポーズしていた
・ペリーがエミリーをあきらめるのはもっと先の話
・イルゼ・ペリーが両思いになるのもかなり先の話

テディの高校卒業後その1
<アニメ>
・「本当はモントリオールの美術学校に行きたいんだ」
・「これ以上学校に行くお金はない。
 うちに戻るよ。農家や大工の手伝いをして、働きながら絵の勉強を続ける」
<原作>
・どこかへ行って美術研究のための費用を稼ぐつもり
 (ブレアウォーターに戻るとの記述はない)

エミリーの高校卒業後
<アニメ>
・「わたしもニュームーンに帰るわ。あの屋敷で書き続けるの。いつか、才能を認めてもらえるまで」
<原作>
・エミリーの才能を見出したある婦人に、ニューヨークへ行き作家として成功するためのチャンスを与えられるが、エミリーはそれを断り、ニュームーンへ戻る
(詳しくは「エミリーはのぼる」をお読みください)

虹(=夢)を追うことへの不安
<アニメ>
・エミリー「このごろ不安でたまらないの。投稿した作品はひとつも採用にならないんだもの。
 わたしには才能がないのかもしれない。そんな気持ちで、いっぱいになる時があるわ」
・テディ「僕もなんだ。
 どんなに描くことが好きでも、結局、何者にもなれずに、田舎の片隅で埋もれていくんじゃないか。
 そう思って眠れない時がある」
<原作>

テディは…(中略)言った。
「…(中略)僕は──まったく無力の感じだ──
 ことによると、僕には何にも値打ちのあることはできないかもしれない。
 少しばかり絵が描けたって──それがなんになるんだ?
 夜中の三時に目を開けてる時には、ことにそう思うよ」
「ええ、わたし、その感じは分かるわ」
とエミリーが言った。
「夕べ、わたしは創作で大苦しみしたのよ。
 何時間も何時間も苦しんだあげく、自分には何一つかけないという絶望に達したの
 ──いくらやってみたって無駄だってね──
 本当に値打ちのあることなんてできっこないっていう結論に達しちゃったの」


エミリーの求めるもの」より

テディ、エミリーに告白?
<アニメ>
・テディ「エミリー、僕は君と、夢を追いたいんだ。
 エミリー、(エミリーの手を握り)君とずっと、ずっと一緒にいたい」
・エミリー「わたし…、わたし…。(その場から走り去る)」
・テディ「あの、エミリー。こないだはごめん。突然で驚いた?」
・エミリー「わたしのほうこそ…」
・テディ「僕の言ったこと、ちゃんと考えて欲しいんだ。返事は急がないから。
 でも、ちょっとは期待してる」
・エミリー「うん」
(書いててすっごく恥ずかしいよー)
<原作>
・テディ「エミリー、君は世界中で一番美しい人だよ」
 (告白場所は、夜中の墓地!)
・テディ、エミリーにキスしようとするが、ケント夫人にじゃまされる
(詳しいいきさつは「エミリーはのぼる」をお読みください)

テディの高校卒業後その2
<アニメ>
・テディの絵、コンクールで優勝
・イルゼ「優勝者は、奨学金をもらって、パリに留学するんだって」
・エミリー「おめでとう。もう小さな島の小さな村なんかに興味ないでしょ!
 あなたには才能があるんだから」
・テディ「僕はパリに行きたい。もっと、絵の勉強をしたいんだ。
 そして、帰ってきたら、僕は、テディ・ケントという名が、カナダで何かを意味するようにしたいんだ」
<原作>
・モントリオールのデザイン学校の奨学金を得た(2年間500ドルずつ)
・エミリー「すばらしいことだわね、テディ。わたし、本当にうれしいわ」
・テディ「2年が済んだら、僕は多分パリへ行こうと思う。…(中略)
 それから帰ってきたら、僕はフレデリック(テディの本名)・ケントという名がカナダで何かを意味するようにするんだ」
・モントリオールで2年過ごした後、ふたたび美術奨学金を得てパリで2年研究

テディ、旅立つ
<アニメ>
・ペリー「せめて、明日の卒業パーティまでいられればよかったのにな」
・ケント夫人「あなたがパリに行くなんて、考えてもみなかった。
 でも、とても誇らしいわ、テディ」
<原作>
・卒業パーティの記述はないが、卒業式には出席したはず
・テディが旅立つのは高校を卒業した後
・テディ「母(ケント夫人)は僕の行くのがいやでたまらないんだ」


ちょっと余談(ネタバレかも?)

「風の少女エミリー」では、詩が初採用されてから他の投稿作品がなかなか採用されませんが、原作ではエミリーの作品は、高校へ入学した1年目の春先ごろ(入学は秋)に初採用され、それから採用回数が徐々に増えています。
当時の出版業界がどうなっていたのかよく分からないのではっきりしたことは言えませんが、たかだか15-17歳くらいの小娘の詩などの作品が(徐々にだが)採用され、原稿料も出る、というのはちょっとでき過ぎの気が。
この点では「風の少女エミリー」は現実的といえるのかな。
しかし、原作者モンゴメリも16歳ごろに詩が初掲載、その約半年後にエッセーが掲載され、その後徐々に作品が採用されているので、作者の自伝的要素が強い作品といわれる「エミリーブックス」(「風の少女エミリー」の原作)でのエミリーの投稿作品採用率は、都合よすぎ、と言い切れない部分はあるのかも。

今回の「風の少女エミリー」でエミリーはテディに、「ニュームーンへ戻って、お互い支えあって、生きていけるかもしれない」と言っていますが、原作では、テディの高校卒業後の進路が決まっていなかった時にエミリーは、

イルゼは行ってしまうし──ペリーも──テディだっていなくなるわ。
テディはどこかへいって美術研究のための費用を稼がなけりゃならないって言ってるもの。


エミリーはのぼる」より

とテディの将来を予測しており、独立心の強いエミリーは、テディとブレアウォーターで支えあって…、とは考えていません。
その点「風の少女エミリー」のエミリーはちょっと考えが甘いようです。
何度も言っていますが、TV視聴対象年齢を考えると、仕方ないのかな。

・エミリー、本心とは違うことを言ってテディにつらく当たる
・学校の関係者がテディを見送る
・エミリー、意地を張ってテディの見送りをしない

以降の一連の話は、「風の少女エミリー」オリジナル。
原作では、エミリーはテディが(モントリオールの)デザイン学校へ行く前の晩に二人きりで会い、ある約束をしています。


次回 第24話「残されたもの」
カーペンター先生!…


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「風の少女エミリー」 第22話「雪の中の告白」

アニメ「風の少女エミリー」レビュー。
原作とアニメの違いをあげていきます。


成績優秀者
<アニメ>
・ペリーが主席
<原作>
・高校2年時のクラス主席はエミリー
・卒業時はペリーが全学科優秀のメダルを獲得

ペリー、エミリーを訪ねる
<アニメ>
・エミリー、水を飲みに階下へ
・ペリー「エミリー、おれ腹減ってんだ。なんか食うもんない?」
・ペリー、モーガン博士の夕食会に招待される
・エミリー、ペリーの失敗談を笑いながら聞く
・ペリー「オレさ、成績は主席でも、マナーは落第点だな。
 もっと勉強して、エミリーが恥ずかしくないようにするよ。
 オレ、エミリーとずっと一緒にいたいんだ。
 つ、つまりその、オレ、エミリーと結婚したいんだ!」
・エミリー「またそれ、もう6回目よ。いいかげん…」
・ペリー「オレ、本気だよ! 冗談ぽく聞こえたかもしれないけど、オレ、ずっとエミリーのこと好きだったんだ。
 初めて会った時から、オレ、この子と結婚したいって思ってたんだ」
・エミリー「ペリーと…。無理だわ結婚なんて考えられない」
・ペリー「オレさ、エミリーにふさわしい男になるよ。そのうち議員として有名になる。
 エミリー、だから、オレと結婚して欲しいんだ」
・エミリー「わたしは無理よ。もう休まないと。おばさんが起きたらたいへん」
<原作>
・エミリー、「ノート」を入れた学校かばんを取りに食堂へ
・作品受理(小切手つき)の通知の手紙を見つけ、興奮状態
・ペリーがハーディ博士の夕食に招待されたことを知っていたので、どんな具合だったか聞きたがる
・エミリー、ペリーが多少なりとも心得ている作法はニュームーンで身に着けたものなので、ペリーの行儀作法に責任を感じていた
・エミリー、ペリーの失敗談を笑えなかった
・ペリー「僕にゃこれから勉強しなくちゃなんないことが山ほどあるらしいね、エミリー。
 エチケットの本を買って暗記しようと思うんだ。今夜みたいな思いをするのはもう真っ平だ。
 (中略)それだからこそ時期がきたら僕は君と結婚したいんだよ、エミリー」
・エミリー「バカなことをいうもんじゃないわ、ペリー」
・ペリー「バカなことじゃないよ。それにもうあることを決めてもいい時分だし。
 君は何もマレー家のものだからといって僕を軽蔑するこたないよ。
 いつかは僕だって──たとえマレー家の者とさえ──結婚するにふさわしい人間になるんだから。
 さあ、僕の悩みを救ってくれよ」
・エミリー「わたしはマレーではありませんよ──では上へ行きますから。おやすみなさい」
・エミリー、部屋に戻る前に、ペリー、エミリー(の頬のつもりが耳)にキス!
・ルースに見つかり、エミリーはニュームーンで「事情聴取」される
 (詳しくは「エミリーはのぼる」をお読みください)

エミリー、イルゼ、テディ、ペリー、吹雪で遭難
<アニメ>
・エミリー4人組、雪の降る中ニュームーンへ出発
・ペリーが馬を操縦
・イブリン、4人が出発するのをみかける(何かをたくらんでいる)
・ペリー、エミリーにふられて不機嫌
・エミリー、テディに見つめられて思わず本のあるところへ
・エミリー、「アベゲイドの伝説」の詩の書かれた本を発見
・小屋でイルゼ、ついにペリーに怒り爆発
・イルゼ「あたし、ずっと、ずっと、ペリーが、ペリーのことが、好きだったんだよ!」
<原作>
・音楽会と「パイ親睦会」でイルゼが暗唱を頼まれたため、バーンリ医師がイルゼ、エミリー、ペリー、テディをそりに乗せて出かけた
・音楽会の途中、パーンリ医師が急患に呼ばれ、テディに一行を家へ送るように言い置いて診察に行く
・テディが馬を操縦
・前の席にテディ・エミリー、後ろの席にペリー・イルゼが座る
・吹雪がひどくなり、テディ・ペリーが前に座る
・イルゼ、避難した小屋でダウン(パイのせいで胸焼け)
・イルゼ、ペリーが見つけたウイスキーを飲み、酔っ払ってそのまま寝てしまう
・エミリー、テディに見つめられて窓のところへ行く
・イルゼ、ペリーに告白するのはもっと大人になってから
 (詳しくは「エミリーの求めるもの」をお読みください)
・エミリー、貯蔵室で塩を探している時に「アベゲイドの伝説」の書かれた切抜きを発見

嵐の夜の出来事がうわさに
<アニメ>
・イブリン、エミリー4人組が峠の小屋で一夜を明かしたことを言いふらす
・エミリー4人組、停学処分に
<原作>
・イルゼ、小屋で酔っ払ったことをおもしろおかしく言いふらす
・エミリー、ハーディ校長からシニア・クラスの学生会会長を辞任すべきだとの通知を受け取る

ルース、ジム・ハーディと対決
<アニメ>
・「相変わらず人を見る目がないわねぇ。
 あんた(エミリー)にそんな甲斐性があるわけないじゃないの」
・「マレーの人間がそんなことするなんて思われちゃ心外だわ。
 まったく、ジム・ハーディの奴、間抜けなところはちっとも変わってないわね。
 あれの父親ってのは、わたしのおじいさんのところで長く働いてたのよ。
 よくいじめて泣かしてやったもんだわ。久しぶりに、思い知らせてやろうかね」(こ、こわい)
・「マレー家の名誉の問題だもの。どんな手を使ったって、身内の不名誉は晴らしてみせるわ」
・昔の恩を持ち出して、ちょっと脅したらしい(エミリー談)
<原作>
・「あれの父親ってのはわたしのおじいさんの下男を長くしていたんだよ。
 わたしの姪が、ふしだらをするなんて、ジム・ハーディが考えるのかねえ」
・「ジム・ハーディのことは心配しなくともよろしい。
 わたしが収めてあげるよ。マレー家の人たちのことをとやかく言うもんじゃないと、みんなに教えてやるよ」
・服を着替えて、ジム・ハーディに会いに
・「あなたがバカだということは知ってるけど、ジム・ハーディ、5分間だけ、そうではないつもりになりなさい」

「アベゲイドの伝説」疑惑その2
<アニメ>
・エミリー、イブリンを呼び出す
・イブリン「だって、私あなたがうらやましかったのよ。詩がとってもうまくて。
 私だってたくさん書いてるのに。お願い、みんなに言ったりしないで。
 恥ずかしくって、この学校にもこの町にもいられなくなるわ。父にもものすごく怒られる。お願いよ」
・エミリー「みんなには言わないわ。
 そのかわり、もう二度としないって約束してちょうだい。いい?」
・イブリン「ありがとう、エミリー。分かったわ、もう二度としないわ」
<原作>
・エミリー、イブリンを訪ねる
・イブリン「私はぜひとも賞をとりたかったのよ。
 もし取れば来年の夏バンクーバーへ連れて行ってくれると父が約束したの。
 私はとても行きたいもんで──エミリー、どうか、お願いだから発表しないで──
 父はものすごく怒るでしょうよ──わたし、何でもあなたにあげるわ。
 パークマン・セットもあげるわ──なんでもするから──黙ってて、後生だから黙ってて」
・エミリー「そんなもの欲しかありません。
 けれどあなたがしなければならないことが一つあるのよ。
 あの英語の試験の日にわたしの顔にひげを書いたのはイルゼじゃなくてあなただってことをルースおばさんに白状しなけりゃなりません」
・イブリン、謝罪状を書いて署名
(「ひげ事件」については「ちょっと余談(ネタバレかも?)」で)

嵐の夜のうわさ、収束へ
<アニメ>
・イブリン、うわさはうそだったとあちこちで話す
 (うわさが広まったのは学内のみ?)
<原作>
・ルースがエミリーの後ろ盾をしていることが知れたため、うわさは信じられない速さで静まってしまった
(うわさは町中に広まっていた)


ちょっと余談(ネタバレかも?)

・ダンスパーティ
・イルゼがエミリーのことでペリーにちょっかいを出す

は「風の少女エミリー」オリジナル。
(原作では、イルゼとペリーはしょっちゅうけんかしていますが)

今回の「風の少女エミリー」でエミリーが、「ダンスパーティのことを日記に書ける」と言っていますが、原作では、エミリーの書いた物語(小説ではない)が採用され原稿料が出たことと、エミリーの学費の最後の1年分をナンシー(第15話「幽霊屋敷」参照)が負担することになったため、エリザベスは自分の約束でエミリーを縛ることはできないと考え、エミリーが3年生になる時にエミリーの小説執筆禁止令を解除しています。

また「風の少女エミリー」でイルゼが「わたしの場合、9人には誘われても肝心の10人目にはきっと誘ってもらえないんだ」と言っていますが、原作では、エミリーとイルゼが雑誌購読の勧誘をした日の夜に乾草の山の上で(第21話「それぞれの夢」参照)将来の結婚について話し合っていた場面で、

結婚のチャンスについてイルゼはやや悲観しているらしかった。
「男の子たちはわたしを友達としては好きなんだけれど、だれもわたしに恋愛しそうもないわ」
「そんなことないわよ」エミリーは励ました。
「男の人は10人のうち9人まであんたに恋愛するわよ」
「でもわたしがいいと思うのはその10人目かもしれないわ」
イルゼはゆううつそうだった。


エミリーはのぼる」より

との記述があります。

原作では、「ペリーを好き」ということをイルゼがエミリーに話すのは、エミリーたちが高校を卒業したあと。
イルゼはペリーのことをいつも笑ったり怒ったりしていたため(今でいうツンデレのツンだけ?)、エミリーは親友なのにまったく気付いていませんでした。
エミリーはイルゼ→テディではないかと疑っており、そのためにいろいろいろいろ悩んでいました。
エミリー・イルゼ・テディの三角関係は、昼メロや韓ドラも真っ青なドロドロの展開(?)なので、興味のある方はぜひ「エミリーの求めるもの」をお読みください。
最終的にはエミリー・テディ、イルゼ・ペリーでめでたしめでたし、の展開なんだけど。
(エミリーの高校卒業後の生活は、これでもかというくらい求婚者出現で、エミリーはモテモテ。
モンゴメリのほかの著作にも似たような話があり、大人になって読み返してみると、「なんだかなあ(by阿藤快)」、と言いたくなる展開)

「風の少女エミリー」では出てきませんが、エミリーとイルゼの仲がこじれてしまう出来事としてエミリーの「ひげ事件」(勝手に命名)があります。
エミリーの顔にひげを書いたのはイルゼ? とエミリーが疑ってしまい、イルゼもはっきり否定しなかったため、二人の仲がギクシャクしてしまいます。
エミリーとイルゼはその後仲直りするのですが、イブリンが犯人だという決定的な証拠がなかったため、イルゼが犯人ではないことをルースに証明できませんでした(イルゼの日ごろの行いが悪いせいでもあるのだが)。
それでエミリーは今回の「アベゲイドの伝説」疑惑その2の中でイブリンに白状させる、というのが原作の流れ。
「ひげ事件」の詳細は「エミリーはのぼる」をお読みください。

これも「風の少女エミリー」では出てきませんが、原作ではエミリーが高校に通っていた時、マレー家はオリバーの息子(エミリーの従兄)アンドルーと結婚させるため、アンドルーはエミリーに会いにきていました。
エミリーが高校を卒業する時、アンドルーはエミリーにプロポーズしますが、エミリーは断ります。(「エミリーはのぼる」より)
アンドルーは他の女性と結婚しますがすぐに死に別れ、またエミリーに…。(「エミリーの求めるもの」より)
またアンドルーは、エリザベスが死んだ後ニュームーンを相続することになっているため、たまにアンドルーがニュームーンを我が物顔で見て回っているのを見て、ニュームーンを変えられたくないエミリーは悔しがっています。

原作では、エミリーは高校に通っている時にディーン・プリーストにちょくちょく会っているのですが、「風の少女エミリー」ではその部分はカットされています。
また第16話「夏の思い出」で触れましたが、原作ではエミリーはディーンと婚約しましたが、結婚はしませんでした。
その時に失望の家(第10話「夢を織る人々」参照)を…。
詳しくは「エミリーの求めるもの」をお読みください。


次回 第23話「はなれてゆく心」
エミリー、テディとの関係に変化が


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「風の少女エミリー」 第21話「それぞれの夢」

アニメ「風の少女エミリー」レビュー。
原作とアニメの違いをあげていきます。


ルースの姓名
<アニメ>
・ルース・マレー
<原作>
・ルース・ダットン
 (夫は早くに亡くしている)

ルース、家に友達を連れてくることを禁じる
<アニメ>
・ルース「あんたにも、多少の自尊心があれば、ペリー・ミラーとの付き合いは考えたほうが」
・エミリー「ペリーは奨学金をもらえるほど優秀で立派よ」
<原作>
・ルース「あんたも多少でも自尊心を持ち合わせていれば、ペリー・ミラーなんかと付き合いはすまいに」
・エミリー「自尊心があればこそ、ペリーと付き合うんですわ」

エミリー、日記をつけはじめる
<アニメ>
・シュルーズベリーへ来た日に
<原作>
・はしかが治り、カーペンター先生に自分の作品(詩など)を見せた後から

エミリーの常連誌
<アニメ>
・まだない
<原作>
・シャーロットタウン日報と週刊シュルーズベリーに投稿
 (両方とも新聞)

文芸雑誌
<アニメ>
・「羽根ペン」
<原作>
・「鵞ペン」

エミリー、「羽根ペン」に詩を投稿
<アニメ>
・エミリー「選考基準が、"クリーム"の韻を"グリーン"とあわせる類(たぐい)のことなら、私にはきっと無理ね」
・イブリン「ミス・スター、あなたもあと3年もたてば、詩というものが分かるようになるわ。
 まあもっとも、そのころには学校を卒業しているんでしたわね」
<原作>
・エミリー「わたしの詩には"クリーム"の韻を"グリーン"と合わせてなどありませんから。
 もしそんなことをしたなら、さぞ気を落としたに違いありませんわ」
・イブリン(目まで真っ赤になり)「そんなにあからさまに失望を表すもんじゃありませんよ、いい子だからね」

エミリーとイルゼ、「シュルーズベリー・タイムズ特別版」購入予約勧誘のアルバイト
<アニメ>
・エミリー「わたし、新聞に投稿するための切手代が欲しかったの」
<原作>
・エミリー、1年分の(高校の)本代の少なくとも半分を払うため、エリザベスからアルバイトの許可をもらう

「アベゲイドの伝説」疑惑その1
<アニメ>
・エミリー「バラッドのスタイルで書かれているし、リズムも韻も正しいなんて、イブリンのほかの詩にはないことよ。
 よく分からないけど、これは、イブリンの詩らしくない気がするのよ」
<原作>
(エミリーの日記から)

わたしは彼女があの詩を書かなかったことを知っている。
あれには彼女の調子はひとつも出ていない。


エミリーはのぼる」より

「シュルーズベリー・タイムズ特別版」予約の勧誘で
<アニメ>
・男「それで、いい若い娘が、見知らぬ土地でこうやって勧誘してるってわけかね。
 高校生? はっ、嘆かわしい。教育の危機だね。
 だいたい女性に教育なんて必要…」
・エミリー「八つ当たりなら鏡にどうぞ」
<原作>

一番ひどかったのは二人に罵倒(ばとう)演説をした男だった。
自分の政見がタイムズの政見と違うという理由であり、それがまるで二人の責任でもあるかのように思っているらしかった。
その男が息をつくために話をとぎらせた時エミリーはいすから立ち上がり、
「犬を蹴とばしなさい──そうすればせいせいした気分になれますよ」
と落ち着き払って言うとさっさと外へ出てしまった。


エミリーはのぼる」より

乾草の山の上で
<アニメ>
・イルゼ「どうしてそんなこと思いつけるの」
・エミリー「思いつくんじゃないわ、向こうからやってくるのよ、ひらめきが」
<原作>

「どうしてそんなことが考えつけるの」
とイルゼがたずねた。
どういうわけか、こういう風に言われるといつもエミリーの気に障(さわ)った。
「考えつくんじゃないわ──向こうから来るのよ」
エミリーはいくらかそっけない返事をした。


エミリーはのぼる」より

イルゼ、将来の夢決定
<アニメ>
・シュルーズベリーに来てから決める
・朗読家
・イルゼ「あたしはエミリーみたいに詩を書くことはできないけど、そのすばらしさを伝えたい。
 みんなに、喜んでもらいたいんだ」
<原作>
・エミリーに初めて会う前から自分の将来を決めていた
・雄弁家
・イルゼ「あたし発─声─法の先生になるつもりなの。
 演奏会で朗読をする女(ひと)のことよ。
 あたしそれがとても上手にできるの」


ちょっと余談(ネタバレかも?)

今回の「風の少女エミリー」、かなりの駆け足で原作を追っています。
(毎度時系列はアレンジされてるし)

ルースの家の描写はほぼ原作どおり。

イブリン初登場。
エミリーの天敵といえる人物で、原作では学年はエミリーたちよりひとつ上。
原作ではエミリーが2年生の時に、イブリンは試験に落ちたため、エミリーのシュルーズベリー最後の年は、イブリンはエミリーと同じ学年になりました。

第10話「夢を織る人々」で触れましたが、ミス・ブラウネルはイブリンの義理のおばとして出てきます。
原作では、エミリーはシュルーズベリーに来てミス・ブラウネルと一度会っており、その時の様子を、

通り過ぎてから、ミセス・ブレーク(ミス・ブラウネル)は連れになにか言って二人とも笑った。
ひどく無作法だとわたしは思う。


エミリーはのぼる」より

と日記に書いています。

原作では、エミリーはマレー家に学費を出してもらっているため、それを返すためにルースの家では下宿代として雑用をし、

・シャーロットタウン日報(記事1つにつき2セント)
・週刊シュルーズベリー(社会便りを書いて週25セント)

で契約して働いています。

少し調べてみたのですが、

 鵞ペン=羽根ペン
 朗読家=雄弁家

のようなので、「風の少女エミリー」は分かりやすい言葉にしているようです。
イルゼの目指している職業は、今でいうと何になるのかな?
大きいくくりにすると俳優? という感じがするのですが…。


次回 第22話「雪の中の告白」
だれがだれに告白を…。


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「風の少女エミリー」 第20話「青春の階段」

アニメ「風の少女エミリー」レビュー。
原作とアニメの違いをあげていきます。


エミリーの将来
<アニメ>
・ルース「エリザベス姉さん、この子をどうするつもりなの?」
・エリザベス「どういう意味?」
・ルース「私の考えでは、たとえば、なにか技術を身に着けるために、シュルーズベリーの学校へやるとか」
<原作>
・ウォレス「この子をどうするつもりだい、エリザベス」
・エリザベス「あんたがどういう意味で言ってるのか、私には分からないわ」
・ウォレス「わしの考えでは、たとえば、教員の免許をとらせに、クィーンズ学院にやったらと思うのだがね。
 教師という職業は上品だし、女にはふさわしい職業だよ」

ケント夫人、テディの将来について
<アニメ>
・カーペンター先生「もし私(ケント夫人)が、愛するあまりテディの一生をめちゃめちゃにするなら、テディを全部失ってしまうことになる」
<原作>
・エミリー「もしあなた(ケント夫人)が、嫉妬からテディの一生をめちゃめちゃにするなら、テディを全部失ってしまうことになるのよ」

エミリーの教育についてエリザベスの意見
<アニメ>
・「私は、エミリーをずっと養っていくつもりでいます。
 自活をするために遠くの学校へ行く必要はありません。
 私は、教育を非難するつもりはありません。しかし…」
<原作>
・「あんた(エミリー)がもう少し大きくなったら、2年間、シュルーズベリーの高等学校へやるでしょう。
 私は教育を非難してるわけじゃないから。
 でも、あんたを大衆の奴隷にはさせないつもりだよ。
 マレー家の子は絶対にそんなものにはならなかったのだから」

エリザベス、エミリーの手紙を発見
<アニメ>
・エミリーの部屋でノートを見つける
・エミリー「よくも、よくも私の大切なノートを勝手に読んでくれたわね!」
<原作>
・屋根裏部屋のソファの棚にある手紙の束を見つける
・エミリー「よくも、おばさんは、私の内緒の手紙に手を触れたわね、エリザベスおばさん」

エミリー、エリザベスと和解
<アニメ>
・マレー家の墓地で
<原作>
・エミリーの部屋で

エミリーとエリザベス、シュルーズベリーの学校へ行く話し合い
<アニメ>
・マレー家の墓地からの帰り道で
<原作>
・ニュームーンの客間で

エリザベス、学校へ行く条件を少し変える
<アニメ>
・「では、学校をあきらめますか」
・エミリー、泣き崩れる
・「私は、あなたが小説のような作り話を書くことには、反対です」
<原作>
・「それなら家にいたらいいだろう」

エリザベスおばの前では絶対に泣くまいと決心していたが、涙をこらえるのは骨が折れた。

エミリーはのぼる」より

・ジミーが助けにはいる
・ジミー「おばさんは特にあんた(エミリー)が小説を書くのがいやなんだ。
 あんなものは嘘っぱちだと思ってるんだね。
 ほかのものは大して気にしていないんだよ。
 エミリー、3年間だけ小説を書くのはやめられないかね」

カーペンター先生、エミリーとエリザベスの約束を聞く
<アニメ>
・エミリーの出発を見送りに来た時に
・「それはすばらしい。君には必要なことだ。
 3年間真実だけを書き続け、その結果を見なさい。
 想像の王国とは一切手を切り、平凡な生活だけを書き続けるのだ。
 もっとも、平凡な生活などというものがあればの話だがね」
<原作>
・カーペンター先生宅で
・エミリー「平凡な生活なんてものはないわ」
・カーペンター先生(一瞬じっとエミリーを見つめたが)
「君の言うとおりだ──そんなものはない。
 しかし、どうしてそれが君に分かったのかな。
 とにかく、進むんだ──進むんだ──選んだ道を歩いていくのだ」

シュルーズベリーへ出発
<アニメ>
・エミリー、イルゼ、ペリー、テディ親子が汽車で
・エリザベス「エミリー、どんな時でも、マレー家の名誉と慎みを忘れないように」
<原作>
・エリザベスと馬車で
・エリザベス、その日一日シュルーズベリーで過ごし、夕食をすませてから帰る
・エリザベス、エミリーと握手をし、「おとなしくして、ルースおばさんの言いつけどおりにするのですよ」と言い聞かせた


ちょっと余談(ネタバレかも?)

今回の「風の少女エミリー」、原作を大幅に切って、つなげて、順番を変えて、捨てていたなあ。
アニメ監督が脚本を書いているので、ある意味やりたい放題?
特に今回は、原作「可愛いエミリー」、「エミリーはのぼる」と話がまたいでおり、2冊のあいだで話がいったり来たりして時系列がアレンジされているので、原作との比較、今までで一番大変だった。

第5話「はじめての舞台」で触れましたが、真夏の夜の夢の劇で遊ぶ話、ここで出てきました。
劇で遊んでいるシーン、ぜひアニメ化して欲しかったなあ。

テディの口笛、やっぱ違和感ある。
もっと口笛っぽくできないのかな。
口笛じゃなくて、いかにも笛を吹いてますって感じだよ。

テディがシュルーズベリーの学校へ行けるようになったいきさつ、原作ではアニメで1話分は作れそうなエピソードがあります。
詳しいことは「エミリーはのぼる」をお読みください。
(エミリーがテディをあいだにはさんで、ケント夫人と激しくやりあっています)

クィーンズ学院、懐かしい響き。
赤毛のアン」でアンが教員免許を取るために通った学校。
原作「可愛いエミリー」では、ジュリエット(エミリーの母)がクィーンズ学院へ通っている時に、ダグラス(エミリーの父)と駆け落ちしたため、エリザベスはエミリーをクィーンズ学院ではなく、(マレー家の目の届く)シュルーズベリーの学校へ通わせるつもりでいたようです。
それに対して「風の少女エミリー」では、エリザベスはエミリーに高等教育を受けさせることに反対しているようです。

「風の少女エミリー」、エミリーは知らない間にジュリエットの部屋を使うようになったのね。
第8話「お母さんの部屋」

エミリーが自分の部屋をもらういきさつは、「風の少女エミリー」で描かれると思うので、ここでは書きません。

と書いたのにな。
原作では、エミリーがナンシーの家から帰ってきた時に、ジュリエットの部屋を与えられました。
「風の少女エミリー」ではこのシーンはカットされたようです。

第6話「毒リンゴ事件」で少し触れたエリザベスがエミリーの手紙を無断で読む話も、ここで出てきました。
原作では、エミリーはエリザベスに「手紙を処分するように」と言われますが、結局処分せず、その後エミリーは父への手紙を書けなくなりました。
その代わり、日記をつけはじめます。

原作では、エミリーはシュルーズベリーへ行く前に、ディーンと会っています。

・ペリー、奨学金を受ける
・ローダ「卒業したらお料理やお裁縫を習うわ」
・テディ、死んだ父が残してくれたお金でシュルーズベリーへ行くことに
・アラン、イルゼを見送る

は「風の少女エミリー」オリジナル。
原作では、ペリーは働きながらシュルーズベリーの高校へ通います。
ローダは原作では、エミリーたちがシュルーズベリーへ行くようになってからは登場しません。
(「エミリーの求めるもの」で会話の中に一度だけ出てくるのみ)
テディが学校へ行くためのお金、第4話「四人のスケッチ」で触れましたが、原作ではテディ親子は父の生命保険で暮らしているので、「残してくれたお金」はあながち間違いではないかも。


次回 第21話「それぞれの夢」
また話が大きく動く予感


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「風の少女エミリー」 第19話「エミリーの失敗」

アニメ「風の少女エミリー」レビュー。
原作とアニメの違いをあげていきます。


エミリーの詩、初掲載
<アニメ>
・「庭園と森林」を購入してから掲載を知る
<原作>
・「庭園と森林」の雑誌と一緒に、手紙で通知がきた

エミリーの詩を読んだエリザベス
<アニメ>
・「くだらない言葉遊びです」
・「一度くらい小さな雑誌に載ったからって、なんです」
<原作>
・詩を切り抜いて、自分の寝台のそばの小台においてある聖書にはさんだ

エミリー、ピーター・ドギアの追悼詩を書く?
<アニメ>
・エリザベス「小さな子どもに、そんな大役を任せるべきではありません」
・エミリー「やっぱり追悼詩に必要なのは、真実の響きなのよ」
・エミリー「きっと、そう(大酒飲み)なるには、重大な心の変化があったはずだもの。
 それは、きっと私のような、真実を見抜く目を持っていないと分からないと思うわ」
 (エミリー、あいかわらず自信満々だねぇ)
・エミリー「だれに見せても恥ずかしくない、感動的な追悼詩を書いてみせよう」
・ピーター・ドギアの取材をはじめる
・追悼詩を書きたくなくなる(「なんてつまらない一生なの」)
・エリザベスに怒られ頭にきたので、怒りに任せて詩を書く
 (なかなかのできばえだったようだ)
・カーペンター先生に詩を見せる
・エミリー「でも、先生は立派だと思うわ。ピーター・ドギアおじいさんとは違うわ」
・カーペンター先生「なぜそれが君に分かる?
 なぜピーターじいさんが酒におぼれたのか、だれも知らなかったのでは?」
・結局追悼詩を書くことになる?
<原作>
・ピーター・ドギアの「故人略伝」(追悼詩との違いが分からない)を書くのを断る
 (まだこの時は、エミリーの詩は雑誌などに掲載されていないのだが、なぜか頼まれている)

(エミリーの日記から)
そんなものを書くなんて、私の芸術を冒とくすることになる。
(中略)
「エリザベスおばさん、ミセス・ドギアのためにどうして故人略伝が書けますか。
 人を喜ばせるためだからといって嘘いつわりは書けません。
 ピーター・ドギアじいさんのことではなにひとついいことも、それから本当のことも書けないということはおばさんにだって分かってなさるでしょうに!」
そのとおりなのでエリザベスおばさんは閉口してしまった。


エミリーはのぼる」より

・エミリー、エリザベスがよけい機嫌を悪くしたため、むしょうに腹が立ち、思いのままに「故人略伝」を書く
・詩のできばえがとてもよく思えたので、カーペンター先生に見せたいという誘惑に勝てなかった
・カーペンター先生「しかし、こういうことは、やりがいのあることだろうかね、エミリー」
・エミリー、恥ずかしさと後悔で逃げ出して泣きたかった
・カーペンター先生「傷つけるよりも、傷をいやすほうがいいのだ。われわれ失敗者にはそれがよく分かるのだよ」
・エミリー「わたしのペンは傷を与えるためではなく、人をいやすためのものとする」と誓う
・しかしエミリーは、書いた詩を捨てずに、時々読んで楽しむことに
 (「捨ててしまうのはもったいない」ってエミリー、あんたって人は…)

エリザベス、エミリーに喝!
<アニメ>
・「あなたは約束したのです。ですから、どんなにいやな仕事であっても、やり遂げなければなりません。
 私は、ピーター・ドギアがくだらない人間だったとは思いませんが、もし、あなたが書かないで放棄するなら、それは、あなたが軽蔑しているピーター・ドギアと同じことをしようとしているのですよ」
<原作>
「あんたはいつもなんの役にも立たない、くだらないことばかり書いているじゃないか。
 人の役に立つことを書いたらよさそうなものだのに。
 そうすれば気の毒なメアリ・ドギアも喜ぶし。
 『私の芸術を冒とくする』が聞いてあきれるよ」


エミリーはのぼる」より

カーペンター先生の過去
<アニメ>
・物書きを目指した
・自分の目指した道の険しさに敗れて、ここ(ブレア・ウォーター)へ戻った
・(物書きを目指したが挫折して戻ってきたことを)だれにも言わなかった
<原作>
・若いころ優れた学生で、やがては大臣を目指していた
・しかし、大学のころ、道楽遊びにおぼれてしまい、身を持ち崩してしまった
・学校の子供たちも、カーペンター先生の過去を知っている
・ブレア・ウォーター出身とは書かれていない
第10話「夢を織る人々」から)

ちょっと余談(ネタバレかも?)

「風の少女エミリー」、徐々に原作「可愛いエミリー」から「エミリーはのぼる」の内容になってきました。

エミリーの詩が雑誌に初めて掲載されたのは、原作ではエミリーがシュルーズベリー高校へ入学した最初の年(エミリー14歳)。
投稿作品が不採用だった場合、そのまま返送されてくるので、封筒の厚さで採用されたかどうかが確認できました。
詩などを投稿する場合の流れがよく分からないのですが、雑誌に詩などの作品を投稿する際、不採用になった作品の返送費用分の切手を入れて、作品を投稿していたようです。
「庭園と森林」は、7度目の投稿先でした。

・イルゼ・テディ・ペリーが「庭園と森林」を買う

という部分は「風の少女エミリー」オリジナル。
シュルーズベリー高校については、「風の少女エミリー」では次回以降に語られるはず。

・78年前、4人兄弟の末っ子として生まれた
・家は貧しくて、ピーターはすぐ働きに出た
・いろんな仕事をしたが、どれも長続きせず
・この町に流れ着いたころには、ほとんど働くこともせず、結婚したばかりの妻を働かせていた
・妻の稼いだお金のほとんどは、ピーターのお酒に消えた
・死ぬまでその繰り返しの数十年
「あの人はすべてに見放されていた。やることなすことうまくいかなかった」
「それを乗り越えるだけの強さも持ち合わせていなかった」
「自分の人生をなんとかよくしようと努力していた。その努力の半分は、私のためにしてくれていると」
「あの人は、私の人生も自分の人生と同じくらい、大切に思ってくれていました」
「だから、最後だけでもあの人にいい思いをさせてやりたいと思った」

などのピーター・ドギアの生涯やミセスドギアのピーターへの思いの描写は「風の少女エミリー」オリジナル。

ピーターが酒におぼれるようになった原因。
「彼の人生を変えてしまった事件や物語がきっとあるはず」
「なんてつまらない一生なの。もっと劇的でなにかあると思ったのに」
人生経験未熟なエミリーには分かんないだろうな。
なぜ仕事が続かなかったのか、お酒を飲むようになったのか、そんなの本人にしか分からないし、そういうのって日々の生活のほんのささいなことからなんとなく…、ということがほとんど。
「ピーター・ドギアは、そういう奴だった」 ま、大人はこう結論付けるわな。
大人になると、人生なんてそんなにドラマチックなものじゃないことが分かってくるのですが、子どものエミリーには納得いかないかもね。

カーペンター先生の過去、「風の少女エミリー」でやっと語られた(少しだけだけど)。
調べてみたら第10話「夢を織る人々」で、エリザベスがカーペンター先生について言いかけてやめた場面が描かれているので、長ーい伏線だったわけ。

今回の「風の少女エミリー」、なんかうまいこと「いい話」で終わっていますが、原作はもっと人間の「本音の部分」が描写されています。
(TV視聴対象年齢を考えると、仕方ないのかな)


次回 第20話「青春の階段」
予告では、エリザベスがエミリーのノートを勝手に読んでひと騒動ありって感じ?


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